ドイツでは年明けを過ぎると次はカーニバルイベント(謝肉祭)にまっしぐら。
ここミュンヘンではカーニバルのことをファッシングといいます。
毎年日程はかわりますが、今年のミュンヘンは2月20日~2月25日。
趣向を凝らした手作りの仮装を来た人たちがパレードお菓子をばら撒くお祭り行事です。
イベントの期間は短いですが旅先で楽しむはパレードだけではありません。
今回はこのファッシングの期間限定で販売されるクラプェン(Krapfen)の情報をお届けします。
クラプフェン(Krapfen)とは
クラプフェンとは丸い揚げパンのようなもので、中にジャムが入っていて上には粉砂糖が振りかけられたドイツの菓子パンです。
一般的にはあんずジャムが入っています。
歴史、地方よっての呼び名は違いますが、ここミュンヘンでは「クラプフェン」といい、1月~2月にパン屋さんでよく見かける定番商品です。
この時期になるとたくさんの種類のクラプフェンが並び、ファッシングの訪れを告げます。
楽しみなのは期間限定の味!なかでもこのシーズンだけ食べられる定番のものをご紹介していきます。
Eierlikoerkrapfen(卵リキュール味)
卵リキュールを使ったクリームが入ったもの。
バニラくらぷふぇんより見た目も味も卵感のあるクリーム。
見た目も鮮やか。
リキュールが入っているのでじっくりクリームを食べると多少アルコール感がある。
Schokokrapfen(チョコレート味)
子供たちに大人気の味。
中もチョコクリームがたっぷりです。
初めての味にチャレンジするのが苦手な方はこちらがおすすめ。
Vanillekrapfen(バニラ味)
バニラ感はありませんが、中にはさっぱりとしたバニラクリームが入っています。
日本人の感覚のバニラを想像して食べるとがっかりしてしまうかも。
インスタ映えするクラプフェンなら「Richard bäckerei」!
青い看板が目印のパン屋さんです。
クラプフェンの圧倒的な存在感のある商品が並びます。
チェーン店なので主要駅や観光スポットちかくには店舗がよく見られます。
観光地マリエンプラッツにでは市庁舎を背にすると右側にお店を見つけられます。
一般的なクラプフェンはクリームをパンの中に入れるのですが、ここはパンを切ってクリームをたっぷりサンドしていて、もはやハンバーガーのようです。今回は目でも楽しめるこちらのクラプフェンを実際に食べ比べてみました。
Himburger Krapfen(ラズベリー味)
名前も直訳すると「ラズベリーバーガー」。
かわいい赤い見た目に引かれますが、シンプルなクリームと甘酸っぱいラズベリーがとてもマッチした一品、紅茶とよく合いそう。
Schwarzwälder Krapfen(黒い森味)
ドイツの代表的な菓子「黒い森のサクランボケーキ」をクラプフェンにしたもの。
さくらんぼ酒をつかっているので、リキュール系のお菓子が好きな方におすすめします。
リキュールがたっぷり染み込んだサクランボがのっています。
こちらはブラックコーヒーとご一緒に。
Salty-Caramel Krapfen(塩キャラメル味)
ポップコーンがトッピングされたかわいいクラプフェン。
濃厚なキャラメルクリームと塩味のポップコーンが絶妙。私のイチオシ商品。
Bienenstich Krapfen(はちみつ味)
お店の方が一番おすすめとこのことで食べてみました。
商品名も直訳で「蜂が刺す」となんとも刺激的な名前。
ハチミツがパンに染み込んでいて、カリカリスライスアーモンドも存在感ありました。
牛乳と一緒にぜひ。
最後に
この時期限定のスイーツ、ドイツに旅行に来られた際はぜひチャレンジしてみてください。
パン屋によって少しずつデザインや味も違うので、散策しながら、いろんなショーケースを覗いてみてくださいね。
▶「Richard bäckerei (マリエンプラッツ前店)」
住所:Marienplatz 18, 80331 München
営業時間:(月)~(土)6時45分~21時(水曜のみ20時閉店)
(日)8時~21時
URL:https://www.rischart.de/index.php