ルート66の概要
シカゴとサンタモニカを結ぶ全長2347マイル(3755キロ)のアメリカ最初の国道のひとつルート66。
すでに廃線となった今も多くのファンをはじめ、観光客が訪れます。
詳しくは知らないけれどルート66と聞くと古き良きアメリカの街並みを想像する人は多いのではないでしょうか。
ルート66を車やバイクで横断!というのが旅の醍醐味であり多くの旅人が夢見るのですが、それには2週間は欲しいところ。
ルート66には代表的な街が各所にあり、そこを訪れるだけでも十分雰囲気を楽しむことができます。
今回はルート66の街ではなくユニークなスポットとして有名なキャデラック・ランチをご紹介します。
キャデラック・ランチとは…?
ランチときくと食べる方のLunchを想像しますが、このランチは牧場を意味するRanch。
そのままダイレクトに「キャデラック牧場」。
広大なテキサス州には牧場が多く点在しています。
本来牧場には動物が放牧されていますが、このスポットは動物ではなく高級車キャデラックが放牧…いや、地面に突き刺さっているんです!
あたり一面はなんにもない荒野に突き刺さる10台のアーティスティックなキャデラック。
いったいなぜ…なんのために…?
ここの土地を所有していたスタンリー・マシューというテキサスの富豪がサンフランシスコのアート集団を招き1974年に創り上げられた大胆奇抜なアート作品。
自動車産業が盛んだった1948年から1963年までのモデルのキャデラックが使われています。
キャデラック・ランチはどこにあるの?
キャデラック・ランチへの行き方はドライブのみ。
テキサス州アマリロ、インターステートハイウェイ40号線のEXIT60を出たらあります。
ただし、実際訪れると遠くに小さくやっと確認できるレベルでしか現れません。
写真のイメージだけで行こうとすると、目立つしすぐ分かるだろうと思ってしまいそうですが、実際にまず見えるイメージだと「え、あれ?」というくらい小さいのです。
⇒見逃さないように注意!
でもここは有名な観光スポットになっているので、多くの車、時には観光バスも停まっているので目印になると思います。
パーキングはないのでみなさん路駐しています。
そこから手作り感満載のゲートを入って少しだけ荒野を歩きます。
とにかくなにもない荒野なので風が吹きっさらしなので要注意!
キャデラック・ランチの楽しみ方
まずは写真!
いろんなアングルでたくさん撮ることを楽しみましょう。
あいにく私が行った日は、前日の夜中に嵐のような雨が降ったので翌日はあたり一面水たまり…
本来ならキャデラックのところまでいってキャデラックに登ってる人もいたり、来た証にスプレー缶で落書きを残すのが定番の楽しみ方なのですが、それが叶わずちょっと残念な感じになってしまいました…笑
ちなみにスプレー缶は買う必要はありません。
次の人のために(?)地面にはたくさんの使いかけのスプレー缶が落ちていて、それを使うのが暗黙のルール。
すぐに他の観光客に上書きされてしまうのですが、行った記念にメッセージ残していきたかった!
私は叶えられませんでしたが、ぜひここを訪れたらスプレー缶で落書きして記念撮影してくださいね。
周辺スポット
キャデラックランチの周辺には見どころがたくさんあります。
東へ車を走らせるとすぐにアマリロの街です。
別記事で紹介しますがアマリロの街には名物ステーキハウスの「THE BIG TEXAN」があるので立ち寄るとおもしろいですよ。
西へ車を走らせるとミッドポイントのあるエイドリアンという街や、アメリカ最古の都市でアメリカのベストタウンで常に上位に入る美しい街サンタフェがあります。
ミッドポイントのあるエイドリアンの記事はこちらから↓
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したのは街ではなくスポットでしたが、ルート66の旅には欠かせない有名すぎるスポットです。
ピクサーの映画「カーズ」に登場する車の形をした岩山もここキャデラック・ランチがモデルになっているんですよ♪
有名な場所ですが、日本人の知名度はまだまだ。
私みたいにアメリカやルート66が好きな人でないとなかなか知るチャンスがないスポットだと思います。
アメリカにはこんなところがあるんだ!と知って頂けるだけでも嬉しいです!
ルート66特集