台湾旅行と言えば食べ歩き。
それも、街角で売っているものを、だれの目も気にせずその場で食べつつ、ずんずん歩いていくスタイルは、台湾旅行ならでは楽しみですね。
今回はそんな、ちょこっと小腹が空いたときに楽しめる“小吃(シャオチー)”、をご紹介したいと思います。
現地の人たちにも愛されている“小吃”をぜひ味わってみてください。
➊福州世祖 胡椒餅
名物の胡椒餅
こちらの名物は店名にもなっている胡椒餅。
皮はパリパリ、餡の味は胡椒の辛さとねぎの甘さがバランスよくマッチしています。
このお店は台北駅近くにあり常に行列ができている超人気のお店です。
あつあつで餡の辛さがちょうどよくぺろりと食べてしまえます。
食べるときに肉汁が垂れてくることがあるので気をつけて食べてください。
一個50元、日本円で約170円で食べられます。行列覚悟で食べに行ってくださいね。
▶福州世祖 胡椒餅
住所:重慶南路1段13號
営業時間:11:00~21:30
年中無休
➋阿宗麵線
麵線とは素麺のようにとても細い麺でとろとろに煮込まれたスープに入っています。
中に豚の大腸やメンマが入っていて上にパクチーがちりばめてあります。
お箸で食べることが難しいのでスプーンを使うとするする食べられますよ。
スープはなんと「鰹だし」!
これは、間違いなく日本人好みの味ですよね。
私は平日に行ったのですがこの人だかりでした。
週末はさらに人が多くなるので、できれば昼前に行ってみることをお勧めします。
▶阿宗麵線
住所:峨嵋街8號-1
営業時間:10:00~23:00
年中無休
➌金鋒魯肉飯
お次は台湾に来られたなら、是非食べて欲しいもの、魯肉飯(ルーロゥファン)です。
八角、五香粉などいろんな種類の調味料と漢方薬、豚ひき肉を煮込んだ豚そぼろをご飯にかけたもので、すこし甘めの味付けです。
長時間煮込んであるので滷味が肉にしっかりなじんでいてとてもおいしいです。
ラーメン屋さんのサイドメニューみたいな感じで、違和感なくどんどんいけちゃいます。
特にこちらのの魯肉飯は絶品!
肉汁はそんなに多くかかっていませんがつやつやの肉汁がご飯全体になじみ箸が進みます!
量も大中小と選択でき、大50元、中40元、小30元ととても安いですよ。
ぜひ味わってみてくださいね。
▶金鋒魯肉飯
住所:台北市中正區羅斯福路一段10號
営業時間:08:00-01:00
台湾ではどこでも町中にあるので、お店によって若干味や食感が異なるので、いろいろなお店で食べ比べても面白いかもしれませんね。
➍豪大大雞排
日本のフライドチキンとはまた違った味わいがある、巨大チキンにもぜひ挑戦してみてください。
やみつきになる巨大チキン!
豪大大雞排 士林總店 (トリップアドバイザー提供)
手のひらよりも更に大きくてカラッと揚げてあるちょっと甘めのフライドチキンに病みつきになる人続出です!
お店によって味や揚げ方が違いますがこのお店は飽きのこない味付けでいつも行列ができています。
かなり大きいので何人かとシェアして食べるといいかもしれないですね。
またかなり熱々なので火傷に注意してください。
▶豪大大雞排
住所:台北市萬華區峨眉街16號
営業時間:10:00-22:00
➎天津葱抓餅
台湾の街を歩いているとよく目にするのが「葱抓餅」(ツォスズワビン)という看板です。
これは台湾の小吃の中でも伝統の食べ物の代表作かもしれませんね。
作り方はいたってシンプル。
小麦粉に水、卵、ネギ、油を入れて生地にし鉄板で一つ一つ丁寧に焼き、それをヘラで空気を入れるようにガシガシ切り込んでいって完成。
最初は、せっかくきれいに焼いたものをガシガシ切り込んでいくので、びっくりします。
ただ、実はこの作業が重要で、こうすることによって生地がふんわりして食べやすくなるんです。
小腹が空いた時にぴったりの食べ物だとこよなく愛してやまない食べ物で、台湾に来たら必ず食べて欲しい小吃だと思います。
現地の人に人気ですし、外国人もちゃんと列に並んで買っているので並んでも食べたい小吃だと言えるでしょう。
駐在員奥様達も、ここに来たら必ず食べると奥様の間でもちょっとしたブームになっていますよ。
味はプレーン、卵、バジル、ハム、チーズ、コーンなどをトッピングすることができます。
またコーンチーズや卵、バジル、チーズ、ハムのミックスを注文することも可能です。お値段もリーズナブルで、プレーンだと25元で楽しめます。
▶天津葱抓餅
住所:台北市永康街6巷1號
営業時間:11:00〜22:30
「孤独のグルメ(台湾編)」でも紹介された永樂市場
次に場所を永樂市場に行ってみましょう。
永樂市場はあの「孤独のグルメ」の台湾編で井之頭五郎さんが訪れ食事をしていった場所で有名です。
その影響もあるのか、ここはいつもたくさんの日本人観光客で賑わっています。
ここに来たなら食べて欲しいB級グルメがあります!
まず一つ目はやっぱり「臭豆腐」です。
➏華記・大腸麵線,臭豆腐
臭い豆腐?をなんでわざわざ食べるの?と思われたみなさん。
騙されたと思って一度食べてみてください。
確かににおいは「くさっ!」と思うのですが、臭豆腐を口入れると不思議と全く臭みを感じません。
鼻がにおいになれたのが原因かもしれませんが、思っていたほど臭くはないですよ。
いろんなお店によって臭豆腐の味やにおいは違うのですが、このお店の臭豆腐は三角形のアツアツサクサクでとっても美味しいです。
お値段も40元からですのでお手頃です。もちろんテイクアウトもできるので永樂市場を食べ歩きするのに便利ですね。
▶華記・大腸麵線,臭豆腐
住所:台北市大同區迪化街一段12號
営業時間:10:00~18:00(完売次第閉店します)
➐永樂担仔麵
さらに永樂市場の中を進んでいくと沢山の人だかりが目にとまると思います。
このお店はなんといっても日本人の注文客が目立ちますね。
それもそのはず先ほどご紹介した通り、このお店は「孤独のグルメ」の五郎さんが食べて絶品していた「雞肉飯」(ジーロゥファン)があるお店です。
しかし外の看板を見ると雞肉飯よりも「担仔麵」(ダンザイミェン)の方がオススメの感じがします。
なので、今回は「雞肉飯」「担仔麵」以外に「滷肉飯」(ルーロゥファン:肉そぼろ)「魚丸湯」(ユィーワンタン:つみれスープ)を注文してみました。
店内は狭く小さいですが、どのテーブルも満席です。
「雞肉飯」はさっぱり味で食べやすいです。
個人的にはやはり「担仔麵」が美味しかったです。
なぜ五郎さんは食べなかったんでしょうね?!
「滷肉飯」はしっかり目の味付けで、「魚丸湯」を一緒に食べることによってバランスがとれてちょうど良かったです。
どれも小さめなので、みんなでいろいろ一品ずつ注文してシェアしてもいいですね。
メニューにはしっかり「五郎セレクション」と書いてますので、迷ったら「これ!」と指させばすぐに持ってきてくれますよ!
▶永樂担仔麵
住所:台北市大同區南京西路233巷20號
営業時間:11:30〜20:00
郊外編 『桃園中壢 食記現做大潤餅』
街ブラしながら食べられる台湾のB級グルメで他にも有名なのは大潤餅ですね。
クレープ生地ににんじん、キャベツ、しょうゆで煮込んだ豚肉、肉鬆(牛肉や豚肉のそぼろ)、ピーナッツパウダー、酸菜などをトッピングし包んで食べます。
このお店は全てオーダーを受けてから作ってくれるので作りたてが食べられます。
苦手な具材があれば伝えるとそれらを抜いて作ってくれますよ。
甘さと酸味が同時に味わえ、どこか懐かしい味わいがあります。
週末や日中お昼時には行列ができるので、早めに行くといいですよ。
一つ40元で、野菜もお肉も食べられてボリューム満点。
これだけでおなかが一杯になるので現地の方は朝食や昼食として食べたているようです。
味は、お好み焼きのクレープ版、といったところです(もちろん、お好みソースはかかってませんが)。
▶桃園中壢 食記現做大潤餅
住所:桃園市中壢區建國路88號(中壢火車駅の近く)
営業時間:6:30-20:30
まとめ
いかがでしたか?
台湾人の方と私たちの食の好み、特に小吃と言われるB級グルメの好みはなんだか似てますね。
確かに日本にはない味付けのものや独特の食感のものもありますが、どれも食べて安心する味が多いかなと感じました。
ぜひチャレンジして新しい味の発見してみてくださいね。