こんにちは!スイス、ジュネーブ在住のyukaccoです。
今日は私が住んでいるジュネーブから電車でわずか15分、スイスの小さな町ニヨンをご紹介します。
先史時代からの歴史を誇るニヨンの町は、コンパクトにまとまった旧市街が見どころ。
小さなレストランや小さな商店、瓦屋根の可愛らしい建物…
ジュネーブなどの大都市にはない小さな町のスイスの暮らしを見ることができます。
ジュネーブに来たらニヨンの町にぜひ行ってみましょう!
ニヨンへのアクセス
ニヨンへは、ジュネーブの鉄道駅コルナヴァン駅から電車で15分です。
詳しい電車の時刻は、スイス連邦鉄道SBBのホームページで調べることができます。
スイス連邦鉄道SBBホームページ
https://www.sbb.ch/en/home.html
ですが、ニヨンへ行く電車は頻繁に出ているので、神経質にならなくても大丈夫です!
適当にぶらっと行っても10分~15分もすればニヨンへ行く電車が来るはずです。
ニヨンってどんな町?
先史時代からの歴史を誇る古い町
ガリアを征服したジュリアス=シーザーによって築かれた町が基盤となっているそうです。
町にある公園には、ローマ時代の神殿の跡が残されています。
遺跡の宝庫
ニヨンでは工事をするたびに遺跡が発掘されてしまい、工事が中断されるのだそうです。
町にはローマ博物館があり、ニヨンの町で発掘されたローマ時代の遺跡が展示されています。
当時、カエサルの建設した町は、ニヨンの旧市街から鉄道駅のあたりにまで及ぶ大規模なものだったそうです。
ローマ遺跡の上に住んでいるなんてなんだかワクワクしますよね。
ニヨンの見どころを歩いてみよう!
ニヨンの鉄道駅を降りて、一緒に見どころを歩いてみましょう。
ニヨンの町の構造をおおまかに説明すると、鉄道駅からレマン湖に降りていく途中に旧市街があります。
駅と湖に旧市街が挟まれているイメージです。
見どころはこのエリアに集中しています。
コンパクトな町なので、町歩きだけならざっと30分もあれば周れてしまうでしょう。
駅を降りて旧市街に向かって歩いていきましょう
駅前からまっすぐのびる商店街を歩いていくと自然と旧市街に入っていけますのでまず迷うことはありません。
地図なんて不要です!
商店街には、スイスを代表するデパートManor(マノー)があったり、ショコラトリーやパン屋さんがあります。
スイスと言ってもニヨンはフランス語圏。
商店も品物もどことなくフランス風でおしゃれなんです。
商店街を抜けて住宅地のようなところを進んでいくと、町のシンボルニヨン城の前の広場に着きます。
広場には小さな噴水や洒落たレストランがあっていい雰囲気です。
ニヨンの町のランドマーク的存在と言えば、町の一番高いところにそびえるニヨン城
四角い主塔を持ち、白く輝くニヨン城は、12世紀に建てられたお城で、現在は陶器の博物館となっています。
18~19世紀に名を馳せたニヨン焼きの陶器のコレクションなどを見ることができます。
矢車草やバラをモチーフに描いたニヨン焼きは上品なデザインで欲しくなってしまいましたが、今では製造が中止されてしまい、幻の陶器となっているそうです。
複製のニヨン焼きが博物館内に数点売られていました。
陶器がお好きな方は要チェックです!
テラスからの眺望は必見!
お城のテラスからは、ニヨンの町とレマン湖を見下ろすことができます。
茶色い屋根並みとレマン湖のブルーのコントラストが美しく、素晴らしい眺めです。
晴れた日には、遥か向こうに雪を頂きに抱くアルプスの山を見ることもできます。
また、晴れた日には、たくさんの人がテラスでピクニックを楽しみます。
まさに絶好のロケーション。
先ほど通った商店街でサンドイッチやパンを買ってこのテラスで食べるのもおすすめですよ!
お城のテラスには、先ほどの噴水がある広場から無料で入ることができます。
この眺望は絶対に見逃さないようにしましょう!
レマン湖の対岸は隣国フランス。
ちょうど対岸には、フランスの美しい村のひとつに数えられるイヴォワールの村があります。
ニヨンからはCGN社の運航する渡し船で訪れることができますので、時間のある方はニヨンからもうワントリップするのもおすすめです!
▶CGN社ホームページ
また、イヴォワールを訪れる際は、審査は特にありませんが国境を越えますので、念のためパスポートを携行してください。
イヴォワールに関する詳しい記事を書いていますのでこちらをご覧ください→
https://travelplus.info/article/article-europe/3154
お城のわきにある坂道を降りてみましょう
坂道を降りきると、アンティーク屋さんや古本屋さんの並ぶ路地に出ます。
一階部分にアーチがついている建物が特徴的で、その空間を利用して商店が営まれています。
古い建物をうまく活かしていて雰囲気も抜群な一角。
古もの好きな方はぜひチェックしてください!
クレープリーLe Tac-Oh
この一角にあるクレープリーLe Tac-Ohは私のお気に入りのお店です。
フランス、ブルターニュ地方の料理、そば粉のクレープ・ガレットを味わうことができます。
クレープと言っても、具材は生ハムやチーズ、スモークサーモンなどでごはんとしてしっかりお腹を満たすことができます。
リンゴのシードルと共にランチにおすすめです!
▶Le Tac-Oh
住所: Rue de Rive 54, 1260 Nyon, Suisse
電話番号: +41-22-361-46-64
クレープリーの先にはスイスの首都ベルンにある噴水のような装飾の噴水があります。
兵隊さんの持っている旗はニヨンの町の旗です。
赤と青地にレマン湖を泳ぐお魚のマークが特徴的です。
道なりに下っていくとレマン湖畔の遊歩道に出ることができます。
そこにイヴォワールやジュネーブの「Eaux-vives(オーヴィーヴ)」や「Mont-Blanc(モンブラン)」の船着き場へ行く船の発着所があります。
最後に
ニヨンの町では、大都市ジュネーブにはない、スイスらしい静かで落ち着いた佇まいを味わうことができます。
民家やレストラン、小さな商店など、昔ながらの風景が残る旧市街に市民の生活が根付いているのが印象的でした。
ぜひ一足のばしてニヨンを訪れてみてください。