こんにちは!マカオ在住ライターの椿です。
マカオの世界遺産を効率的に回るコースを、経験豊富なツアーガイドの視点からご紹介します。
今回は歩いて回れる場所に限定して、タクシー移動が必要な「ギア灯台及びギア聖母礼拝堂」は除いています。
かなり歩き回る、運動になるコースです。意識してこまめに水分補給しましょう。
マカオは坂が多いので、履きなれた歩きやすい靴をはくのがおすすめです。
【9:30】
カモンエス広場からスタート
「カモンエス広場」から出発しましょう。
メインの観光地から少し外れたここでは、ローカルでのどかな雰囲気を感じることができます。
この周辺には「カーザ庭園」「プロテスタント墓地」「聖アントニオ教会」という見どころがあります。
ポルトガル・リスボン出身の聖アントニオは、結婚にご利益がある聖人として有名です。
幸せな結婚を望む方は、ぜひ教会でお祈りしてみてはいかがでしょうか。
【10:00】
聖ポール天主堂跡
聖アントニオ教会から5分ほど歩くと、マカオで1番有名な観光地「聖ポール天主堂跡」に到着します。
教会をバックに写真を撮りましょう。階段の下がベストスポットです。
そのほか周辺には「ナーチャ廟」「旧城壁」「モンテの砦」「イエズス会紀念広場」という見どころがあります。
モンテの砦は歩いて上ることもできますが、マカオ博物館のエスカレーターを利用すると便利です。
(月曜休館、入場10時~17時30分)
【11:00】
セナド広場
「セナド広場」はマカオの世界遺産の中心にあたります。写真は噴水の前から撮るのがベストです。
もしイベントなどで噴水周りがごちゃごちゃしている場合は、噴水の後ろから写真を撮るといいですよ。
ヨーロッパ風の街並みがきれいに映えます。
セナド広場周辺には「聖ドミニコ教会」「聖ドミニコ前広場」「カテドラル」「カテドラル広場」「盧家屋敷(ロウカウマンション)」「仁慈堂」「関帝廟」「市政署」と見どころが集中しています。市政署は2階の会議室や中庭も見どころです。
関帝廟はセナド広場から1本路地を入った目立たない場所にあります。
商売繁盛の神様なので、仕事運をアップさせたい方におすすめです。
【13:00】
聖オーガスティン広場
午前中は18か所の世界遺産を回りました。
暑い季節は特に、直射日光に体力を奪われます。
無理せず、しんどければ2日間に分けてもいいですね。
市政署脇の坂道を上っていきます。5分ほど進むと「聖オーガスティン広場」に出ます。
ここには「聖オーガスティン教会」「ロバート・ホー・トン図書館」「ドン・ペドロ5世劇場」という見どころがあります。
さらに5分ほど歩けば「聖ヨセフ修道院及び聖堂」「聖ローレンス教会」という見どころがあります。図書館内には水飲み場やトイレがあります。
【15:00】
マッコウミュウ
聖ローレンス教会の正門を出たら、学校の前の道を右手に進みます。
「マカオの万里の長城」と言われる細く長くゆるい下り坂です。
道が狭い割に車が通るので、通行の際は注意しましょう。
5分ほど歩くと「リラウ広場」「鄭家屋敷(マンダリンハウス)」があります。
鄭家屋敷は意匠を凝らした富豪の家です。
屋内を見て回れ、トイレも整備されています。
さらに5分ほど進むと「港務局ビル」があり、坂の終わりにはマカオ最高のパワースポット「マッコウミュウ」があります。
マカオの語源となったお寺で、海の女神アマ様をまつっています。
お寺にある大きな岩々からパワーが出ているそうです。
しっかりパワーを頂いて帰りましょう。
世界遺産を歩いて回ろう!
マカオの世界遺産はギュッと集中していて、歩いて回ることが可能です。
全て入場無料なので、気軽に見て回ることができますよ。
1日歩き回った後は、筋肉痛にならないようにお風呂でしっかり足をマッサージしてほぐしておきましょう。
東西文化の交差する街マカオの、独特な歴史と文化に触れる旅を楽しんでください。