アメリカの首都ワシントンDCといえば、大統領のいるホワイトハウスやスミソニアン博物館群などの堅苦しいイメージが強いかもしれません。
しかし実は、子ども向けの展示が充実しているところも多く、親子で楽しみながら勉強できる観光スポットが揃っています。
今回は、ワシントンDCで2年間育児を経験した筆者の経験を通して、DCのおすすめ子連れ観光スポットをご紹介します。
目次
➊スミソニアン国立動物園
➋国立アメリカ歴史博物館
➌国立アメリカ・インディアン博物館
➍国立航空宇宙博物館
➎国立建築博物館
・子連れDC観光のアドバイス
・まとめ
➊スミソニアン国立動物園
ダウンタウンから北に少し離れたところにスミソニアン国立動物園があります。
パンダを含め希少な動物の保護に力を入れていて、人気者のパンダやゾウだけでなく日本の動物園にはあまりいない動物もたくさん見られます。
動物の気分に左右されますが、パンダは1メートル強、ゴリラやクマは目の前までやってきてくれます。
また、夏季限定でアシカゾーンの目の前に水遊び場(Spray ground)が開かれ、磯を模した遊び場で涼みながらアシカやペリカンを見ることができます。
常設展示には木馬が動物園の動物になったメリーゴーランドやクイズやゲーム形式の豆知識コーナーがあり、動物が好きなお子さんには特におすすめの観光スポットです。
☆基本情報
正式名称:スミソニアン国立動物園(Smithsonian’s National Zoo & Conservation Biology Institute )
住所:3001 Connecticut Ave., NW Washington, DC 20008
電話番号:+1(202)633-4888
営業時間:開門8~19時(冬季は18時閉門)、動物の展示9~18時(冬季は16時まで)
※冬季は例年10月~3月中旬
入場料:無料
公式サイトURL:https://nationalzoo.si.edu/
★子連れ情報
ベビーカー:〇(有料の貸し出し有)
おむつ替え:〇
授乳スペース:×(授乳ケープ等利用してベンチで授乳している人が多いです)
食事持ち込み:〇
➋国立アメリカ歴史博物館
アメリカの歴史に関わるものなら何でも!
という感じで社会風俗から産業、政治まで古今東西のものを収容しているスミソニアン系列の博物館です。
1階の3分の1くらいのスペースが子供向けコーナーになっていて、年齢層別に2つに分かれています。
小学生向けのスパーク・ラボ(Spark!Lab)はモノづくりのコーナー。
ブースごとにあるお題に沿って、用意されている素材を組み合わせて楽しみます。
もう一つのワンダー・プレイス(Wonder Place)という部屋は乳幼児向けで、室内アスレチックとおままごとコーナーがあります。
おもちゃやオブジェがアメリカの歴史と関連していて面白いです。
子供向けの部屋以外にも、「乗り物の歴史」コーナーにある列車や自動車は乗り物好きなお子さんに、「大統領夫人のドレス」のコーナーはおしゃれが好きなお子さんにと、子どもが好きなものが多数展示されています。
親子で興味のある分野から歴史を学べる施設です。
☆基本情報
正式名称:国立アメリカ歴史博物館(The National Museum of American History)
住所:Constitution Avenue, NW Between 12th and 14th Streets, Washington, D.C.
電話番号:+1(202) 633-1000
営業時間:クリスマス以外年中無休、10時~17時30分
入場料:無料
公式サイトURL:https://americanhistory.si.edu/
★子連れ情報
ベビーカー:〇
おむつ替え:〇
授乳スペース:授乳室あり
食事持ち込み:飲食は禁止だが持ち込みは可(ロッカーに預ける)
➌国立アメリカ・インディアン博物館
(出典:https://pixabay.com/photos/museum-dc-historical-washington-736962/)
先住民族の歴史や文化を紹介する博物館です。
各民族のアートから難しい文書まで、文化の多様性や先住民の扱いについて考えさせられる施設となっています。
その中でも子連れ向けのスポットは3階の 「imagiNATIONS Activity Center」というエリアです。
先住民の生活にちなんだおままごと、カヌーやかまくら作りなど体験型のゲームが用意されていて、遊びながら学ぶことができます。
園児~小学生向けの体験展示が中心ですが、2019年秋のオープンを目指して0~2歳向けの赤ちゃんコーナーも準備中だそうです。
☆基本情報
正式名称:国立アメリカ・インディアン博物館(National museum of The American Indian)
住所:4thStreet&Independence Ave. , SW Washington DC20560
電話番号:+1(202)633-1000
営業時間:クリスマス以外年中無休10時~17時半
※「 imagiNATIONS Activity Center」は月曜定休
入場料:無料
公式サイトURL:https://americanindian.si.edu/
★子連れ情報
ベビーカー:〇
おむつ替え:〇
授乳スペース:×(ベンチやカフェなどで)
離乳食・幼児食持ち込み:(レストランでのみ)〇
対象年齢:~10才
➍国立航空宇宙博物館
(出典:https://pixabay.com/photos/airplanes-smithsonian-aircraft-286345/)
飛行機や宇宙に関するものを集めた博物館です。
ライト兄弟が造った世界初の飛行機やアポロなど、飛行機に京見の無い方でも聞いたことがあるような有名な展示ばかりです。
実際に使われていた機体を間近に見られたり、乗ったりすることができるので、飛行機や宇宙船が好きなお子さんには特におすすめです。
飛行機が飛ぶ仕組みやスペースシャトルの内部を体感できるコーナーなど、見て触って実感する展示もあり、難しい理論もわかりやすく解説されています。
☆基本情報
正式名称:国立航空宇宙博物館(Smithsonian Institution National Air & Space Museum)
住所: 600 Independence Ave SW, Washington DC20560
電話番号:+1(202)633-2214
営業時間:クリスマス以外年中無休10時~17時半
公式サイトURL:https://airandspace.si.edu
★子連れ情報
ベビーカー:〇
おむつ替え:〇
授乳スペース:×(ベンチやカフェなどで)
飲食持ち込み:離乳食のみ〇
➎国立建築博物館
ダウンタウンの中心にある国立建築博物館です。
建築に関わるものということで、生活文化から建築方法まで広い分野の展示を集めています。
常設展が少なく、企画展が多くていつ行っても新しい展示を楽しむことができるユニークな博物館でもあります。
企画展がほとんどでも展示内容は体験型であることが多く、気軽に建築に触れ合えることができます。
例えばある建築様式がテーマだったら、その建築方法で組み立てられるキットが用意されていたり、館内に家や部屋が丸ごと建てられて入れるようになっていたりします。
また、数少ない常設展のうち2つは子供向けコーナーなのも子連れに嬉しいです。
2~6才専用のプレイルーム「Building zone」と幼稚園児以上向けの「Play Work Build」というコーナーがあります。
Building zone
時間交代制のプレイルームで、ブロックやおままごとなど建築にちなんだおもちゃがたくさん集められています。
日本の育児支援センターに似ています。
Play Work Build
は大小のブロックで遊べるコーナーがあり、頭も体も使って楽しめるようになっています。
その時の企画展示にもよりますが、一日中体験展示に触れながら頭を使う過ごし方もできるので、ブロック遊びができるお子さんと一緒に行きたい博物館です。
☆基本情報
正式名称:国立建築博物館(National Building Museum)
住所:401 F St., NW Washington DC20001
電話番号:+1(202)272-2448
営業時間:クリスマス以外年中無休、月~土曜10時~17時、日曜11時~17時
入場料:大人10ドル、3~17才と学生7ドル、3歳以下無料
公式サイトURL:https://americanindian.si.edu/
★子連れ情報
ベビーカー:〇
おむつ替え:〇
授乳スペース:×(ベンチやカフェなどで)
飲食持ち込み:〇
子連れDC観光のアドバイス
ベビーカーの持参をおすすめ
施設はどこもアメリカンサイズで広いため、小さいお子さんにはベビーカーがあると便利です。
市内では小学校低学年くらいの子まで乗っています。
体温調節のできる服装で
館内は冷暖房が強く効いているので、こまめに体温調節ができる服装がおすすめです。
混雑シーズンは避けて
土日、春休みのシーズンは混雑します。
施設は広いので全く見られないということはありませんが、ゆったり見たいなら平日がおすすめです。
休館日には気を付けて
基本的にクリスマス以外年中無休の観光スポットが多いですが、アメリカ政府が閉鎖するとスミソニアン系列の施設も臨時休館になります。年明けは特に注意です。閉鎖の有無、臨時休館の有無と期間は年によって変わります。
手荷物検査ありの場合も
スミソニアン系列の博物館は入場無料ですが入館時に手荷物検査があります。
事前の下調べをしっかり
一つ一つの博物館が大きく、1日ではまわりきれません。
見たい物や行きたいところを事前に絞り込んでおくと効率的です。
まとめ
ワシントンDCの子連れ観光スポットをご紹介しました。
市内の観光名所、特に博物館は基本的にキッズフレンドリーなので、今回紹介した施設以外にも親子で楽しめるところはたくさんあります。
楽しく見てまわりながら、勉強もできて一石二鳥な観光スポットばかりのワシントンDC、ぜひご家族での旅行先にいかがでしょうか?
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